アドバンテック、より強く、より安全なエッジAIソリューションを提供

~Allxon社とのパートナーシップで、最新のサイバーセキュリティ機能を搭載~

概要

 産業用コンピュータの分野において世界トップシェアのアドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、Allxonと提携し、AI画像認識への高まる需要に応えるエッジAI推論システムを発表しました。
 AIデバイスがエッジに広く展開される中、クラウド/エッジでの遠隔管理や情報セキュリティが重要な課題となっています。アドバンテックは、2020年にAllxon社とエッジAIデバイスのリモート管理ソリューションで協業しました。現在、Allxonは、サイバーセキュリティソフトウェア大手のトレンドマイクロのIoTセキュリティ(TMIS)部門と協業し、より強力なプレミアセキュリティ機能の実現を目指しています。

 エッジAIソリューションが爆発的に普及すると、ミッションクリティカルな運用技術を狙う新たなAI x IoTの脅威が発生します。そのため、クラウドと産業用エッジの両方で、システムの堅牢化とリスク検知のためのさまざまな機能を通じて最大限の保護を提供することが極めて重要です。そして更に、IoTプロテクションにディザスタリカバリ機能を加えることで、産業用オペレーションに必要な安全性と利便性を実現します。

大規模なAI x IoTの課題を管理する。リモートマネジメントと情報セキュリティリモート管理

 Allxon Device Management Solutions (DMS)は、企業が大規模展開に伴うマルチプラットフォームのインターフェース管理の困難さを回避するために、集中管理されたクラウドデバイスシステムを幅広く提供しています。
 アドバンテックのエッジAIプラットフォームである「MIC-AI」シリーズのiDoor モジュールで柔軟にI/Oを拡張することで、これらのシステムはLAN経由でインターネットに直接接続し、統合されたリセットピンを制御することができます。これにより、Allxon DMSは、システムクラッシュ時にMIC-AIをリモートでリセットすることができます。NVIDIAの優先パートナーとして、AllxonはNVIDIA Jetsonに様々な機能を提供しています。これらの機能には、セキュアでリモートなリカバリーモードのトリガー、システムログの自動アップロード/ダウンロード、OTA(Over-the-Air)デプロイメント、帯域外(OOB)パワーサイクルなどがあります。

MIC-AIシリーズ

情報セキュリティ

 通常、医療でよく知られている3D-CT(コンピュータ断層撮影)は、非破壊検査技術であり、3D空間で対象物の外部構造や内部構造を観察および検査ができます。これは、360度の視点から対象物の数百、数千の2Dデジタルラジトレンドマイクロの業界最先端のサイバー脅威インテリジェンスは、脆弱性チェックと独自のWebレピュテーションサービスを組み合わせて、それぞれセキュリティとブラックリスト化を強化します。また、「Approved Application Listing(承認されたアプリケーションのリスト)」により、端末内の操作を、許可されたスクリプトファイルやアプリケーションに限定しています。AllxonのOTA(Over-The-Air)アップデートは、不審な活動や潜在的な攻撃をブロックしながら、エッジデバイスへのTrend Micro IoT Securityのインストールとアップデートをリモートで行うことができます。同様に、Allxon Portalは、リモート監視をさらに可能にすることで、アドバンテックのMIC-AIデバイスを最適化し、セキュリティを確保します。


 以上のように、アドバンテック、Allxon、トレンドマイクロのコラボレーションにより、多様な管理やセキュリティ上の課題を解決する優れたセキュリティとリモートデバイスの監視/管理ソリューションを提供します。これにより、アドバンテックのMIC-AIを使用したシステムの導入や更新は、どのような規模や環境でも安全かつ効率的に行うことが可能です。

本件に関するお問い合わせはこちら】

mail:AJP.IIOT.Marketing@advantech.com